ベトナム運輸局は2018年の12月末に格安航空会社ベトジェットエアに対して「深刻なトラブル」が相次いでいるとして、特別体制でフライトの安全に対する管理を強化していくことを決めると発表した。
今後はベトナム運輸局の専門チームがベトジェットエアの使用機材について保守状況などを徹底的に調べる方針だ。
ベトジェット機を巡っては11月29日、中部ダクラク省バンメトートの空港に着陸時、前輪が破損し乗客6人が負傷。今月25日には中部カインホア省のカムラン空港で、工事中の滑走路に着陸するトラブルがあった。報道によると、過去3カ月間に機材の不具合5件、従業員の作業ミス2件があった。
共同通信より引用
深刻なトラブルが相次いでいるベトジェットエア、旧正月の増便は中止に
ベトジェットエアでは昨年の着陸時に飛行機の前輪が破損し、乗客6名が負傷するなどの深刻なトラブルが続いています。
過去3か月の不具合が5件、作業員のミス2件とちょっと不安になるような数字で、乗る側の私たちも搭乗する際に心配な気持ちになってしまいます。
ベトナム航空当局が格安航空会社(LCC)のベトジェットエアに対し、安全検査体制を強化したことがわかった。25日に2回の飛行トラブルが発生するなど重大事案が続いているため。2019年2月のテト(旧正月)期間中の増便計画が中止になったり、今後の新たな就航計画に影響したりする可能性がある。
航空当局は「深刻な問題が起きている」と懸念を表明。地元メディアによると、ハノイなど国内4つの空港を発着するベトジェット便への検査体制を強化したほか、1年で最も利用者が多いテト期間中の増便計画を取りやめるよう求めた。
ベトジェットは25日午前、中部のカムラン国際空港で誤って建設中の滑走路に緊急着陸した。同空港を飛び立った直後に機体の不具合に気付いて引き返したところ、通常とは違う滑走路に入ってしまったという。同日未明には韓国の仁川国際空港発ホーチミン便で離陸後に何らかのトラブルが起き、台湾の空港に緊急着陸したとされる。
日経新聞2018年12月29日付け
ベトナムの一大イベントである旧正月のテト増便の中止とのことで、同社に対するベトナム航空局の警戒態勢の大きさを感じさせます。
ベトジェットはベトナム国内のシェアも最大の航空会社だけあって今後どのように事故を減らしていくのか、安全対策に注目が集まっています。
個人的には東南アジアの覇者であるエアアジアを超えるほどのキャパシティーを持っている新鋭LCC会社として期待しているだけに、今回の事件で安全対策を万全にして、世界に羽ばたいて行ってもらいたいところです。
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